ゾンビに人権はあるか?[2]──レオンは侵略者? 2012.04.26 もし仮に、われわれが「ゾンビ」(ガナード)に襲われたとして、自分の身を守るために発砲し、なおかつ相手を死なせてしまった、としたらどうでしょうか。そもそも銃を持つことが違法かもしれないのですが、そうだとしても〈人権〉(FHR)の問題は生じません。〈人間〉と〈ゾンビ〉の間には〈FHR〉は成り立た
ゾンビに人権はあるか?[1]──『バイオハザード4』から〈真実〉を見つける 2012.04.24 〈ゾンビに人権はあるか?〉──ほとんどの人にとってまさに「どーでもいいこと」だろうと思います。『バイオハザード』ユーザーでさえも、関心を払うことのない問いかけでしょう。しかしながら、テレビゲームという虚構の世界にも、〈真実〉や〈理(ことわり)〉が含まれている場合があります。それは、このブログ
死刑否定論者が考える「死刑肯定論」──『ジョジョの奇妙な冒険』にみる殺人に対する〈裁き〉 2012.03.17 このブログは死刑に反対の立場ですが、では否定論者があえて死刑を肯定する理論を構築するとどうなるか。今回はこれに取り組みたいと思います。これによって肯定論のメリット・デメリット、否定論のメリット・デメリットが見えてくるはずです。 (さらに…)
光市母子殺人事件で死刑判決──〈国家機能限界説〉と『サイレントヒル2』から死刑を考える 2012.02.25 山口県光市で1999年に起きた殺人事件について、2月21日に死刑判決が下されました。 このような報道を目にし、耳にするたびに、心が痛みます。なぜ、心が痛むのか、その原因を考えると、死刑判決の出されるような事件は凄惨であることがひとつ。もうひとつは、死刑という名の〈殺人〉が“正当に”行
お正月は暇なので「戦争と平和」について考えてみた──2日目:『サイレン』 2011.01.02 他国に攻められたときのために軍隊を持っておくのは当然──というのが自衛隊(日本の武装)賛成論です。これをわかりやすくするために、「強盗に襲われたとき、抵抗せずになすがままにしろというのか。反撃するのは当然だ」といったたとえ話で説明されることがあります。これを仮に〈強盗論〉とでもしましょう。今
お正月は暇なので「戦争と平和」について考えてみた──1日目:『プレデター』 2011.01.01 お正月のように、普段の喧騒を離れ、まるで悠久の時間が流れているような、そんなゆったりとした精神状態のときには、せわしない日常では思い至らない、大局的かつ抽象的なことがらに思いを巡らせるのに絶好の機会となります。で、新年は「戦争と平和」という大仰なテーマに取り組んでみることにしました。 (さら
〈FHR〉って〈A.T.フィールド〉のことじゃね? 2010.04.17 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』のDVDとブルーレイが 5月26日にリリースされます。 「みなさんはもう予約しましたか?」はーい(*゚▽゚)ノ──ってことで、『エヴァンゲリオン』で思い出したのが、 「〈FHR〉って、まさに〈A.T.(エーティー)フィールド〉のことだよなあ」 ということ。
人権──私はこいつを〈FHR〉と名付けて呼んでいる 2010.04.17 〈基本的人権〉は私たちにとって大切なものです。しかし、最近はこの〈基本的人権〉がないがしろにされています。そこで、〈基本的人権〉の重要性をあらためて考えるために──なんて書き始めたところでモチベーションは一気にガタ落ちしてしまう。なんかダサいお(;ω;)「基本的人権を尊重しろ!」「被害者の人権と殺人