『ソウ3』(映画)──今回は残虐にしてみました 2007.06.24 映画・テレビ 『ソウ2』のレビューで、前作は、博打のようなワン・アイディアが最大の魅力であり、二番煎じなど絶対に許されぬ作品だ。と書いた。第1作目のラストがあまりにも衝撃的だったために、「どんでん返しこそがソウの特徴」だと思っていたが、この3作目にきて、考えを改めたほうがいいのではないかと思った。
『パプリカ』(映画)──《夢》を映像化するのと文章化するのはどちらが難しいか? 2007.06.24 映画・テレビ 《夢》を文章化するのと、映像化するのとでは、どちらも大変だと思うが、表現されたものを受け取るのは、「映像」のほうが“楽”なのではないか。この『パプリカ』は映像、それも実写ではなく、100%制作者のイマジネーションで構成されているアニメであるから、何でもありという意味で、《夢》の映像化は簡単のように
ZARD『Golden Best 15th Aniversary』(音楽)──十代、二十代の小娘には出せない、坂井泉水の女性ならではの包容力とやさしさ 2007.06.03 音楽 今晩は、ワインとチーズを堪能しながら、15年の軌跡をじっくりと追うことにしました。ボーカリストにとって、その歌声を聞くことが、なによりの供養になると思ったからです。楽曲により深く没入するために、部屋を暗くして、ロウソクの明かりだけを灯しました。織田哲郎のアクセル全開の楽曲もよいけれど、十代、二