『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』(映画)──これはなかなかの問題作かもしれない 2011.01.29 映画・テレビ 物語の主人公はプログラマーなわけだが、職業はちがっても、下請け会社、孫請け会社に務めている人(つまりはほとんどの勤め人)は大いに共感できるはずだ。その意味で、誰もが楽しめる、よく出来た作品であると評価できる。「徹夜作業」「サービス残業」「休日出勤」というとゲンナリだが、「デスマ」(死の行進:
歯医者さんで虫歯と「戦争と平和」をからめてみた 2011.01.22 経済・政治・国際 本日は、歯医者さんに行ってまいりました。といっても、虫歯になったのではありません。私は10年ほど前から、半年に一度、定期メンテナンスのため歯医者を訪れるようにしています(歯医者からお知らせのハガキが来ます)。個人的な歯並びや食生活も関連するのでしょうが、どんなに一生懸命歯磨きをしても、メンテナ
『センパイ・秘密の恋』コミック版が発売♪ 2011.01.22 書籍・雑誌 ……という情報をまえのんBlogで知りました。あれ? おかしいなあ。原作本(小説)の編集担当だったんだけどな(・_・;)というわけで、発売日にさっそく買いに行きました。ええ、買いましたよ。いい歳したオッサンが、少女コミックを。個人的には“おともだちSDバージョン”が気に入りました。
「…させていただく」という言葉について書かせていただくけど勘弁していただきマンボでウッ!(歌:田中真弓) 2011.01.15 日記 昨年末の大掃除の際、なんとなしにNHKラジオをつけながら作業に勤しんでいると、どこかの会場で行われたアニソンのライブの模様が流れてきました。水木のアニィ以外の歌手は誰かわからなかったのですが、そのうちのひとりが「今回は○○(ライブの会場がある県)に来させていただいて…」と言っていました。…来させ
『屍鬼』(アニメ)──魂を吹き込まれ甦った者の哀しみも蘇る 2011.01.10 映画・テレビ 屍鬼に血を吸われた者は、魂を吹き込まれ、「起き上がる」。「アニメ化する(animate)」とは、「生命を吹き込むこと」。甦った村人たちの悲哀もより強くなり、小説やコミック以上に観ている者の心を揺さぶる。
まだまだお正月気分が抜けないので引き続き「戦争と平和」について考えてみた 2011.01.09 書籍・雑誌 今年は、仕事始めの1日目から雑誌の校正作業というハードな幕開けでしたが、喉元過ぎれば三連休ということで、まだまだお正月気分が抜けません。といったわけで、引き続き今日も「戦争と平和」について考えてみます。1日目に、自分や他人の幸福を守るという〈目的〉を実現するための〈手段〉として日本国憲法が使えそうだ
『インセプション』──物語や設定の独創性ではなく映画のたたずまいを凡庸にしたところがよい 2011.01.08 映画・テレビ まずは、この映画を観ながら頭に浮かんだ作品を挙げてみよう。非現実の世界でドタバタするのは、誰もが『マトリックス』を連想するだろう。夢の世界を登場人物たちが共有するというのは『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』だ。ターゲットの潜在意識に入り込むというのは、『宇宙船レッド・ドワーフ号』に
パナソニックのブルーレイレコーダーDIGA DMR-BW690を買ったお\(^O^)/ 2011.01.08 日記 2011年の〈欲望の解放〉の第1弾として、念願のブルーレイレコーダーを買いました。私はパナソニック厨なので、テレビからコーヒーメーカーまで、なんでもかんでもパナソニックなのら。工房にあるのは「ディーガ」になる前のDVDレコーダー、「ビエラ」になる前のプラズマテレビで、時代に取り残されていまし
お正月は暇なので「戦争と平和」について考えてみた──最終日:藤子・F・不二雄「宇宙船製造法」 2011.01.04 書籍・雑誌 お正月に考える戦争と平和シリーズ。最終日の今日は、14年前にもミニコミ誌で取り上げたことがあるのですが、藤子・F・不二雄先生のSF短編「宇宙船製造法」(『みどりの守り神』中央公論社に所収)をご紹介したいと思います。 (さらに…)
お正月は暇なので「戦争と平和」について考えてみた──3日目:小林泰三「C 市」 2011.01.03 書籍・雑誌 昨日は〈強盗論〉には「恣意的な状況設定」という問題があると述べました。では、恣意的でない状況設定、いいかたをかえれば、現実の世界に限りなく近いたとえ話とはどんなものか。今日はこれを考えてみましょう。 (さらに…)