斎藤貴男『私がケータイを持たない理由』──やっぱりここらで立ち止まって考えたほうがいいよな 2012.10.30 書籍・雑誌 ケータイを持たないと公言しているか、「たぶんこの人は持っていないだろうな」と想像できる人がいて、斎藤貴男氏も後者のひとりでした。斎藤氏はジャーナリストであるからして、そして新書の体裁として、本書では“社会的な”考察がなされているわけですが、それはそれでよいとして、ケータイ否定論は「使わないから」
「もしドラ」の加藤氏のサイト「cakes」が想像していたのとちがう 2012.10.28 電子書籍 8月29日のエントリーで紹介した、「もしドラ」の編集者として知られる加藤貞顕氏が立ち上げたサイトがスタートしています。●cakes(ケイクス) https://cakes.mu加藤氏のインタビューを読むと、紙や電子書籍に対する認識が私と似ていたので、立ち上げる前から少し期待していたのですが、いざ
カーリー=レイ=ジェプセン『キス』──古風な名前と楽曲のギャップ萌え 2012.10.24 音楽 日本人にはなかなかわからないのですが、「カーリー=レイ=ジェプセン」と名前が3つ連なるのは「古風な名前」(©小林克也氏)だそうです。にもかかわらず、この歌詞、この曲調。これがまさに“ギャップ萌え”ってやつか!?ヒット曲「Call Me Mayby」に惹かれ、にわかに注目したのですが、iTunesSt
やる前に決めない──ゲームをより楽しむためにレビューを書こう![6] 2012.10.18 ゲーム 「やる前に決めない」──はて? 何を「決めない」のでしょうか?そのゲームがおもしろいか、つまらないのか、ということです。とはいったものの、前回の「情報を集めない」と同様、これはなかなか難しい作業です。そもそも、そのゲームをプレイするのは「おもしろそう」と思うからであり、「つまらなそう」と思ったら、購
【死刑】「サイレントヒル2」の三角頭は死刑執行人なのか 2012.10.15 ゲーム 当ブログでは、よけいな感情を捨て、理性的・観念的に〈死刑〉を考えるための手段として、〈三角頭論〉というのものを提唱しています。この理論をひとことでいうと、刑を科すのは自分自身であるということです。ここまでは前回までに述べてきたので、今回はもう一歩進んで考えてみます。 (さらに&h
【カクスコ名言集】「幸せってこういうもんかもしれないなあ」 2012.10.12 舞台 カクスコといえば、2002年に惜しくも解散した劇団で、知る人ぞ知る存在です。小劇場の新宿シアタートップスを本拠地としていたこともあって、チケットは即日完売。個人的にはついに実際の公演を見に行けなかったのが一生の不覚。そんな劇団です。カクスコの6人はみんな芸達者なので、映画やドラマなどで、
Aimer『Sleepless Nights』──とてつもなく切なくて、とてつもなく愛おしい 2012.10.10 音楽 前から観たかった「あなたに出会わなければ~夏雪冬花~」のミュージックビデオが収録されているので購入しました。ビデオは4曲あり、それぞれが個性的なのですが、どれも切なくて、愛おしいという点で共通しています。まるで4本の上質な短編映画を観ている感じ。正直、語るべき言葉が見つからない。
アニメ『新世界より』──「映像化不可能」はなんかおかしい【第一印象レビュー】 2012.10.08 映画・テレビ アニメ版『新世界より』(原作:貴志祐介)がスタートしました。今回は初回の感想をメモしておきます。「映像化不可能と言われた原作をアニメ化」みたいな言われ方をしていたのですが、このブログで「RPGみたいだ」と書いたとおり、むしろビジュアルが想像しやすい作品であると思います。小説としてはかなりの長編
【声優学入門】『バイオハザード6』が日本語吹き替えでないから脳内アテレコしてしまおう 2012.10.07 ゲーム ©dinostock - Fotolia.com『オペレーション・ラクーンシティ』が日本語吹き替え版だったので、『6』も期待したのですが、「やはり」なのか「予想に反して」なのか、もはやわからなくなってしまいましたが、日本語吹き替えではなかったようです。これは非常に残念でなりません。
【心霊】映画『感染』に写った少女の霊の正体は!? 2012.10.04 映画・テレビ 映画に写り込んだ“心霊”としては、『サスペリア』とか『フェノミナ』とか『スリーメン&ベビー』とか『リング』とかいろいろありますが、この『感染』も、その手の話が好きな人の間では結構有名なのではないでしょうか。当ブログとしても、ホラー好きとして、もちろん大好物の話題です。また心霊ホラーの小説