ゾンビに人権はあるか?[1]──『バイオハザード4』から〈真実〉を見つける

〈ゾンビに人権はあるか?〉

──ほとんどの人にとってまさに「どーでもいいこと」だろうと思います。『バイオハザード』ユーザーでさえも、関心を払うことのない問いかけでしょう。

しかしながら、テレビゲームという虚構の世界にも、〈真実〉や〈理(ことわり)〉が含まれている場合があります。それは、このブログでもしばしば取り上げてきたとおりです。

今年は、「バイオの年」でもありますので、そこにちゃっかり便乗していきたいとも思うわけです。

前回の【声優学入門】でも取り上げた『バイオハザード4』ですが、ここに〈真実〉は含まれていないでしょうか。

老若男女がプレイし、世界中で親しまれているゲームですから、一見すると気づかないけども、重要な〈何か〉が隠されているはずです。

というわけで、まずはゲーム序盤の展開から検証していきましょう。

主人公のレオンは、アメリカのエージェントとして、大統領の娘アシュリーを救出するため、とあるヨーロッパの村を訪れます。

というのは、アシュリーが何者かに拉致され、行方不明になってしまったのです。

『バイオハザード4』

任務開始直後、まずレオンは、目の前の家に入ります。

『バイオハザード4』

そこで、アシュリーの写真を見せ、心当たりがないか尋ねます。

『バイオハザード4』

しかし、なぜか村人は武器を手に取り、レオンに襲いかかります。

『バイオハザード4』

それに対抗してレオンも銃を向けますが、村人が攻撃をやめようとしないので、発砲します(画像のレオンの拳銃は初期のものではありませんが、本筋と関係ないので気にしないでください)。

『バイオハザード4』

その村人は撃退できましたが、家のまわりにも剣呑な雰囲気が漂っています。

その直後、レオンの任務をサポートするハニガンから通信が入ります。ハニガンは、なんとかその場から脱出し、村の中央に向かうよう指示します。その際、拳銃の使用を奨励します(「発砲許可されているわ」)。

『バイオハザード4』

ここまでが、ゲーム序盤の展開です。

では、このゲームのどこをどのように問題にすべきなのでしょうか。

『バイオハザード』シリーズは、第1作目〜第3作目まで、アメリカ国内を舞台にしています。
主人公は、いずれも警察官ですから、つまり国家権力であり、ゾンビに対して武器を使ってよいか、という問題が生じます。

ようするに、人権(FHR)の問題であるわけです。

それに対し、この『4』では、「とあるヨーロッパ」、すなわち外国において物語が展開します。
第3作目までと同様、FHRの問題が生じると同時に、それに加えて〈国家主権〉という別次元の検討課題も見出せるのです(つまり国際問題というわけです)。

といったわけで、これから数回にわたって、『バイオハザード4』を題材に、〈FHR〉(=人権)〈国家主権〉〈安全保障〉などのテーマを考察していきたいと思います。

ちなみに、『バイオハザード4』に登場する敵は「ガナード」と呼ばれており、「ゾンビ」とは異なります。

『バイオハザード4』

この「ガナード」と「ゾンビ」の違いが、今後の議論に影響するかは不明ですが、今のところは同じものとしてお考えください。

“ゾンビに人権はあるか?[1]──『バイオハザード4』から〈真実〉を見つける” への2件の返信

  1. コメントありがとうございました。
    『レッドライジング2』に〈人権団体〉なるものが登場するのですね。第2作目は未プレイなので知りませんでした。
    でも、〈人権団体〉って、なんかイメージがよくないですよね。
    だから、このブログでは〈人権〉→〈FHR〉って言い換えているわけですが。
    〈人権団体〉→〈FHRグループ〉っていえばなんかオサレだし。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA