『キル・ビルvol.1』(映画)──タランティーノ映画はいつの間にか「日本映画」になっていました 2004.05.30 映画・テレビ 自分を酷い目に合わせた奴らに次々と復讐していく。それを阻む者たち(子分とか用心棒とか)も殺していく。物語は実に単純明快。つまり、アクションシーンの迫力とか、役者の演技力とか、映像作品の基本的な部分で勝負しており、監督の真の能力が問われる、ごまかしのきかないタイプの映画ってことだ。これって、意
『名探偵コナン 銀翼の奇術師』(映画)──ハリウッド映画ではおなじみの「スリル、ショック、サスペンス」を『コナン』風に味付け 2004.05.18 映画・テレビ 「『コナン』の映画はおもしろいヤツとつまらないヤツが毎年交互にやってくる」という説があって、去年は「つまらないヤツ」だったから、そのセオリーでいくと今年はおもしろいはず、というのが今作に対する先入観。実際は、去年のも決して「つまらないヤツ」だったわけではなく、「生命の危機」(それも大勢の人間のそ