「ほんとにあった怖い話」(テレビ)──「ほん怖クラブ」は「ほんとうに怖い話」を和らげる役目を担っている

オリジナルビデオ『ほんとにあった怖い話』シリーズは、大人向けのホラーである。

それに対して、このテレビドラマ版は、「再現ドラマ」の合間に、「ほん怖クラブ」なる子供たちが「ホラー男優」の稲垣吾郎とともに「再現ドラマ」の解説を行う趣向で、子供向け番組のように思える。

しかしながら、「再現ドラマ」の部分は、オリジナルビデオ同様の本格派で「ほんとうに怖い」作品に仕上がっているのである。

それはオリジナル版と同じ鶴田法男が(一部を除き)演出を手がけているということもあるだろう。

いずれにせよ、子供には「怖すぎる」のはないかと思うのだ。

当初は、この「ほん怖クラブ」は蛇足であり興ざめではないかと感じていた。

しかし、回数を重ねるごとに、「ほん怖クラブ」はその尋常でない恐怖感を中和する役割を担っており、夜7時台のテレビ番組としてはバランスが取れているのではないかと感じるようになった。

果たして制作者がそこまで意図しているかはわからないが。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


おしらせ

現在は〈ぎゃふん工房の作品レビュー〉gyahunkoubou.comにて更新しています。

こちらの記事もどうぞ

  1. 『龍が如く OF THE END』──歓楽街で遊んでいる暇がない

  2. 『大日本人』(映画)──誰もが笑えるわけではないが生真面目な制作姿勢は評価できる

  3. 『自殺サークル』(映画)──女子高生54人が集団飛び込み自殺をする冒頭が圧巻

  4. 高倉克祐『世界はこうしてだまされた』シリーズ(本)──事実を見極める目を養うということ

  5. 『777─Best Of dream─』(CD)──ボーカリスト間の落差がさらに際立つ予想通り(?)の仕上がり

TOP