斎藤貴男『私がケータイを持たない理由』──やっぱりここらで立ち止まって考えたほうがいいよな

ケータイを持たないと公言しているか、「たぶんこの人は持っていないだろうな」と想像できる人がいて、斎藤貴男氏も後者のひとりでした。

斎藤氏はジャーナリストであるからして、そして新書の体裁として、本書では“社会的な”考察がなされているわけですが、それはそれでよいとして、ケータイ否定論は「使わないから」の一点突破でもいいのではないかと思う。

それに、「ケータイ主体思想」は完全に社会に浸透し、今は「スマートフォン」や「タブレット」の猛攻にどう立ち向かうかが課題となっています。

本来は立ち向かう必要はないはずです。でも、不所持者が理不尽な不利益を被るのもまた現実でしょう。

──などと、“よけいなこと”を寝た子を起こすみたいに考えさせられてしまう一冊です。

しかし、ここで一度立ち止まって、ケータイに象徴されるところの「ネット文化」「電子メディア文化」について考えることもまた必要でありましょう。

関連記事

コメント

    • たまたま農園
    • 2012.11.03 7:52pm

    ここまできたら立ち向かうよ。
    理論武装の一環で買うかな。

    • ぎゃふん工房
    • 2012.11.03 10:27pm

    たまたま農園さん。
    毎度どうも。
    理論がまとまったら
    電子書籍でも作りますか( ̄▽ ̄)

CAPTCHA


おしらせ

現在は〈ぎゃふん工房の作品レビュー〉gyahunkoubou.comにて更新しています。

こちらの記事もどうぞ

  1. 『叫』(映画)──もし幽霊がいるとしたらこんな感じ

  2. 『ファイナル・デッドブリッジ』──ドラえもんのひみつ道具のように物語が無限に作れるフォーマット

  3. お正月は暇なので「戦争と平和」について考えてみた──最終日:藤子・F・不二雄「宇宙船製造法」

  4. 『君の望む死に方』──舞台設定は特殊だが正統派の本格推理ショーが堪能できる

  5. 『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』エコーシックス編━━暗闇の中に響き渡る少女の絶叫が恐怖感を煽る

TOP