え? 『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』ってクソゲーなの!?

『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』はオンラインプレイを想定したソフトだと思うが、先日も書いたように、私はもっぱらオフラインで、プレイキャラクターや武器をいろいろ変えて同じステージを繰り返し遊んでいる。

15日には、ダウンロードコンテンツとして、「エコーシックス プロローグミッション」が配信された。

さっそく遊んでみたところ、うむ。なかなかおもしろい──というより、おそらくこのゲームの本編はこの「エコーシックス」側のミッションだろう。これについては、あらためて述べてみたい。

ところで、このゲームの評判をネットで検索してみると、あまり芳しくないようだ。

「きゃほーい、楽しいぜ〜」と思いながらプレイしている者としては正直、意外だ。

ほんとうにこのゲームはダメダメなのか。

そのへんのところを探るべく、今回は、アメリカ特殊作戦軍団(USSOCOM)の管轄下にある〈第75レンジャー連隊〉の元隊員で、1991年の「砂漠の嵐」作戦にも参加経験のあるエヌ氏にインタビューしてみた。

エヌ氏は、とある任務のために来日しており、特別にインタビューの許可を得ることができた。

──『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』をプレイしてみた感想は?

「俺の目から見てもよくできていると思うね。ベトナムを思い出さないか、兄弟?」

──ベトナムって……あんた何歳だ? このゲームの欠点として「すぐ弾がなくなってしまう」という点が挙がっています。

「そりゃ、何も考えず闇雲に撃ちまくっていたら、弾もなくなるさ。弾は大事に使う。兵士の基本だ。だいたい『バイオハザード』シリーズは、第1作目から、ギリギリの弾薬で、どう極限状況を乗り越えていくか、というところに快感を見出すゲームだ。ジャンルの変わった第4作目以降も、その緊張感は変わらない」

──(このおっさん、やけに『バイオハザード』シリーズにくわしいな)たしかに、難所では弾の補給ポイントがあり、敵を倒すと弾を拾えたりしますもんね。その意味ではクソゲーではない。でも、ほかに「仲間が弱すぎる」という声があるのですが……。

「われわれ兵士は、ひとりひとりが誇り高き軍人であれ、と教育されている。戦場でたとえ最後のひとりになろうとも、絶対に降伏するなと叩き込まれている。そもそも仲間に頼ろうという精神が間違っているのだ。アンブレラという民間企業の私設部隊とはいえ、特殊作戦に従事する隊員とは思えんな。もういちどマスター(ハンク)に鍛え直してもらえ!」

──オンラインでやれば、誰かがなんとかしてくれるから、ゲームの致命的な欠陥とはいえないかもしれません。

「だいたい、ほかのキャラクターが『バイオハザード5』のシェバたんみたいな優秀な兵士ばかりだったら、プレイヤーのやることがなくなってしまうぞ」

──シェバたん? ……あとは、ステージが少ない(2〜3時間でクリアできてしまう)というのがあります。

「ふ〜、まだまだ青いな、若いの。『オペレーション・ラクーンシティ』は、アドベンチャーではなく、シューティングだ。つまり、射撃による原始的な爽快感を楽しむことを趣旨としている。昔を思い出してみよ。往年のシューティングゲームというのは、最後のステージをクリアするまでに、30分程度しかかからなかったはずだ。つまり、同じステージを何度も繰り返し遊ぶのだ。それでも射撃の爽快感を得るのが目的だから、飽きることはなかった」

──それって、特殊部隊の元隊員というより、ただのゲーム好きの意見という気がしますが……。

「(ギクッ!?)」

──それはともかくとして、『オペレーション・ラクーンシティ』に関しては、私もキャラクターをいろいろ変えて、同じステージを繰り返し遊んでいるわけだから、あなたの意見には賛成です。

「キャラクターを変えることでゲーム性が変化する。つまり、同じステージであっても違った楽しみかたができるはずだ」

──ただ、『バイオハザード』という名前がついているのに、肝心のストーリーが弱いという感想もあるのですが。

「冷静になって、よく考えてみろ。『バイオハザード』シリーズに、『ストーリー』らしいストーリーなんてあったか? 『4』はお城みたいなところでひたすら少女の尻を追っかけているだけだし、『5』もシェバたんの尻を追っかけまわしているだけだぜ?」

──「尻を」って……なんか見方が偏っている気がしますが……。あとは、「エコーシックス」のステージは、ダウンロードコンテンツになっている(つまり追加で購入しなければならない)のは許せない、という声も上がっています。

「まあ、それは俺も思うかな。それだったら、ソフトの値段をもっと下げてもよかったかもしれん。あるいは、リアルな課金ではなく、ゲーム中に『スピネル』を集めて武器商人に売り、そこで得たバーチャルな金で買えるようにするとかな」

──ラクーンシティに武器商人が出てきたら、世界観が崩れるのでは……?

「へへへへっ、サンキュ~。ただ1点、俺が許せないのは、ジルたんがダウンロードコンテンツでないと登場しないことだ。これだけは解せぬ」

──シェバたん、ジルたんって……あんた、やっぱただのゲーマーだろ!?

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