『ソウ3』(映画)──今回は残虐にしてみました

『ソウ2』のレビューで、

前作は、博打のようなワン・アイディアが最大の魅力であり、二番煎じなど絶対に許されぬ作品だ。

と書いた。第1作目のラストがあまりにも衝撃的だったために、「どんでん返しこそがソウの特徴」だと思っていたが、この3作目にきて、考えを改めたほうがいいのではないかと思った。

『ソウ』(第1作目)を構成している要素のうち、このパート3は、《残虐性》に焦点を当ててみた、ということなのだろう。

たしかに「今回もどんでん返しがあるぞ」と思われた時点で、その「どんでん返し」の効果は消滅してしまうわけだから、意外な結末を膨らませなかった本作は正しい。

今回は『ソウ』シリーズの特徴のひとつである《残虐性》を拡大させているわけだが、この手のものを見慣れているはずなのに、そうとう痛かった(とくにジグ・ソウに対するそれが嫌だ)。

さて、第4作目はどこをフィーチャーするのでしょう?

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


おしらせ

現在は〈ぎゃふん工房の作品レビュー〉gyahunkoubou.comにて更新しています。

こちらの記事もどうぞ

  1. 『龍が如く OF THE END』──歓楽街で遊んでいる暇がない

  2. 石原都知事が尖閣諸島を購入──地方自治体は〈安全保障〉の主体となりうるか?

  3. ホラー映画『13日の金曜日』で裁判のおべんきょ

  4. 『屍鬼』(アニメ)──魂を吹き込まれ甦った者の哀しみも蘇る

  5. 『ドラえもん』リニューアル版(テレビ)──世代を越えるとは、こういうことだったか

TOP