ZARD『Golden Best 15th Aniversary』(音楽)──十代、二十代の小娘には出せない、坂井泉水の女性ならではの包容力とやさしさ

今晩は、ワインとチーズを堪能しながら、15年の軌跡をじっくりと追うことにしました。
ボーカリストにとって、その歌声を聞くことが、なによりの供養になると思ったからです。
楽曲により深く没入するために、部屋を暗くして、ロウソクの明かりだけを灯しました。
織田哲郎のアクセル全開の楽曲もよいけれど、十代、二十代の小娘には出せない、年上の女性ならではのやさしさと包容力を最大引き出す大野愛果のほうが今は好きです。
最後の曲がおわるころ、ちょうどロウソクが燃え尽きました。
火は消えても、歌は永遠に残りますから、いつでも好きなときに聞くことができます。

【Golden Best 15th Aniversary】
アーティスト:ZARD
レーベル:B-Gram RECORDS

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


おしらせ

現在は〈ぎゃふん工房の作品レビュー〉gyahunkoubou.comにて更新しています。

こちらの記事もどうぞ

  1. 藤本美貴『MIKI(1)』(CD)──このコは見た目ですごく損をしている

  2. Aimer『Sleepless Nights』──とてつもなく切なくて、とてつもなく愛おしい

  3. 『思い出のサンフランシスコ』(舞台)──「敵」同士として引き裂かれてしまった家族の悲劇

  4. 『ぷるるんっ!しずくちゃん』(テレビ)──アニメ版のオリジナルキャラクターはあの大御所ツッコミ役と同じ役回りだった

  5. 【カクスコ名言集】「人間なんてね、この大宇宙に比べたら、もうこんなちっぽけなものなんですから」

TOP