『天空の城ラピュタ』のラスト、パズーとシータがラピュタを離れるとき、パズー視点で、誰もがその存在を忘れていた「ロボット」の歩く様子がちらりと映るカット。
『キャンディキャンディ』の主題歌で、♪なきべそなんてさよなら ね! の「ね」。
仮に、これらが存在しないまま作品が世に出たとしても、傑作であったことには変わりはなかっただろう。
だが、こんな「ほんのちょっとしたこと」が作品の完成度を一気に押し上げていることがある。
『バイオショック2』の場合は、物語の終盤、●●●●が一緒に戦ってくれるようになるのが、それに相当すると思う。
「敵にまわしたら恐ろしいヤツ」が仲間になったときの心強さ。
ただ、「ほんのちょっとしたこと」が「ほんのちょっとしたこと」であるがゆえに、そしてゲームのシステムと物語上の必然であることは理解できるものの、思う存分満喫できないところが、とても惜しい。
もっと一緒に戦いたかったよ。
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