ゲームのレビューを書こう![1]──ゲームをより深く楽しむためのライフスタイル

ゲームのレビューを書き始めたのは小学生のときでした。
それ以来、月日が流れ、“ゲーム好きの少年”が“いい歳してゲームにうつつを抜かすおっさん”になってしまった今でも、このブログでゲームのレビューを書いているのはなぜでしょう。
その秘密を探るため、「自分探し」のようなエントリーをこれから不定期連載でアップしていきたいと思います。
といっても、まだ考えがまとまっているわけではなく、ブログの記事を書きながら理論を構築していこうという趣旨です。
これほど長期にわたってゲームレビューを書き続けているからには、自分にとって何らかのプラスがあるはずです。
もっといえば、ゲームのレビューを書くのは楽しいのです。
だから、「なぜゲームのレビューを続けるか」の答えは「こんなに楽しいから、みんなもやってみなよ」という〈ゲームレビューのススメ〉にもなるでしょう。
うまく体系化できたら、記事をまとめて電子書籍などのカタチでパッケージ化したいと考えています。
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といったわけで、初回はまず「レビュー」を始めるにあたり、心構えのようなものを考えてみます。
最初に頭に入れておきたいのが、「ゲームがおもしろいか、おもしろくないか、その根拠は作品ではなく、自分の中にある」という点です。
たとえば、甘いものの苦手な人が流行のスイーツを食べて「こりゃマズイ」と言ったり、辛いものが嫌いな人が巷で評判のお店で辛さ100倍カレーを食して「この店はダメだ」と文句を言ったりしたら、「だったら最初から食わなきゃいいだろ」と非難されてしまうでしょう。
ゲームは、食べ物と同じで〈嗜好品〉です。
つまり、食べたい人が食べたいものを食べる。プレイしたい人がプレイしたいものを遊ぶ。これが原則です。
だから、もしそのゲームが「おもしろくない」と感じたら、その原因はゲームの側にあるのではなく、自分のほう、たとえばソフト選びの段階に落ち度がなかったかどうかをまずは確認する必要があるのです。
そのためには、「自分は何を楽しいと感じるのか」という〈自己分析〉の作業が不可欠となるわけです。

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