栗山千明『CIRCUS』──歌のうまい女優によるPVの無敵ぶり

PV付きのCDを買ったのは久しぶり。そして良い買い物をしたなというのが率直な感想であります。

PVといえば、ボーカリストが“女優”の真似事をしているっていうのが普通なのですが(歌うのが本職であるわけだから)、栗山千明の場合はまさに女優こそが本職なわけで(それも世界レベルの)、そのPVの完成度の高さといったら──。

それにしても「栗山千明って、歌もうまかったんだ」というのがちょっとしたオドロキでもあります。

石井隆監督の『GONIN』を知っている者としては、荻原昌平(竹中直人)の娘が、父親に殺されず、そのまま成長していれば、こんな感じになっていたのではないか、という想像を膨らませたりして楽しむこともできます。

アルバムそのものはまだ聞き込んではいませんが、タイアップ曲の「コールドフィンガーガール」(作詞・作曲:浅井健一)、「可能性ガール」(作曲・編曲・プロデュース:布袋寅泰)はやはり要注目の名曲。浅井健一ももちろんよいですが、とくに女性ボーカルリストと組み合わさった布袋サウンドは無敵すぎます。

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