DRM『DRM』(CD)──ユニット名の変更で変わるもの、変わらないもの

dreamの良いところは、あまり売れていないことである。

本来なら、エイベックスに所属するアーティストとしては短所となるはずだが、ここへ来て、この短所が長所へと変わった。

すなわち「売れていない」=「知られていない」=「アンダーグラウンドの香りがする」のだ。

グループ名の変更は、大きな転換となるはずだが、実は楽曲そのものはこれまでの延長線上にあり、あまり変わっていない。

しかし、この「アンダーグラウンドの香り」が付加されることで、危険な感じが漂ってくる。まさに「甘い毒薬」ってわけだ。

メンバーの実力や意向が5年前と同じであるはずはないが、聞いているこちらのほうも、多かれ少なかれ嗜好は変化する。

だから、今回のような「アンダーグラウンド」臭の付加は、歓迎したいところだ。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


こちらの記事もどうぞ

  1. 【字幕実況】アーシャといっしょにモンスターワールドIV[04]

  2. 安倍麻美『wishes』(CD)──アイドルによる歌謡曲の歴史を継承した一枚

  3. 『逆境無頼カイジ 破戒録篇』──黒崎義裕のキャスティングに度肝を抜かれた!

  4. 『フォーン・ブース』(映画)──趣向」の面白さだけじゃないのがエラい

  5. KARA『KARAコレクション』──誰が一番とか決める必要はないでしょ

TOP