ロシアン・レッド『フエルテベントゥーラより愛をこめて』──ひと足はやく春の兆しを感じさせるギターの調べ

Img20111224
スペインのシンガー・ソングライターなのに「ロシアン・レッド」という名前で、歌っているのは英語だ。
まさに「音楽に国境はない」を地でいくCDアルバム。
しかも、「タランティーノ」などというタイトルの楽曲もあり、タランティーノといえば、もうあの人しか思い浮かばないわけで、ボクたちの感性との親和性も高い。
年の瀬も押し詰まり、寒波も襲来するなか、ひと足はやく──いや、ふた足も十足も早く〈春〉を届けてくれる一枚だ。
つくづくギターって〈季節〉を表現できる楽器なんだなあと思う。
ただ惜しいのは、ボーカルにエコーがかかりすぎている(加工しすぎている)感じがあることだ。
せっかくの太陽の暖かさを感じさせる楽曲でありながら、カーテンで遮られてしまったような居心地の悪さも覚えてしまう。
もっとボーカルの力強さを信頼し、自然な感じに仕上げたほうがよかったのではないか、とは思う。

【フエルテベントゥーラより愛をこめて】
ロシアン・レッド
ソニー・ミュージック
¥2310

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


おしらせ

現在は〈ぎゃふん工房の作品レビュー〉gyahunkoubou.comにて更新しています。

こちらの記事もどうぞ

  1. 『自殺サークル』──〈無関係〉という〈関係〉がある[再レビュー]

  2. みみピチレ卒業おめでとう(*⌒O⌒*)

  3. 【死刑】「サイレントヒル2」の三角頭は死刑執行人なのか

  4. お正月は暇なので「戦争と平和」について考えてみた──最終日:藤子・F・不二雄「宇宙船製造法」

  5. 【字幕実況】アーシャといっしょにモンスターワールドIV[09]

TOP