「ゲームの総合的なクオリティーは、グラフィックのそれで判断できる」というのがぼくの持論で、画面写真でも「あぁ、これは力が入っているな」「あぁ、これは手抜きだな」というのはだいたいわかるものだ。
ソニック・ザ・ヘッジホッグ
画面を見たことある人は少ないと思う。『アレックスキッド』と『ワンダーボーイ』を合体させたようなゲームだ。グラフィックがいままでにないような、独特の雰囲気をかもしだしていて、なんだか期待できそう。
上記の文章は20年ほど前に私が作っていたミニコミ誌に書いたものです。(なので、「ゲームの総合的なクオリティーは、グラフィックのそれで判断できる」というのは今は通用しないとは思います。)
記憶は非常に曖昧なのですが、この文章を書いたとき、公になっていたのはタイトルだけで、画面写真は雑誌などには載っておらず、ゲームショウ(ではないけど、それに似た感じの発表会)でデモ画面を目にしたときの感想を述べたものです。
デモといってもプレイ動画ではなく、ソニックがただ疾走しているシーン(ジャンプすらもしていない)を数十秒見ただけでした。
そう。それだけだったのですが、「これは絶対に買わなければならないゲームだ」とそのとき直感したのです。
といったわけで、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』20周年記念作品として、『ソニックジェネレーションズ 白の時空/青の冒険』が発売されます。
そうですか。あれから20年ですか……。
7月12日までの期間限定ですが、『白の時空』の無料体験版が配信されていましたので、プレイしてみました。
簡単にいえば、『ソニック』シリーズ第1作目を現代風にアレンジしたもので、この体験版では「グリーンヒル」のみプレイできます。
数回プレイした感じでは、キャラクターの挙動にやや“もっさり感”があるものの、操作感覚はまさにあの『ソニック』です。音楽も雰囲気を損なうことなく再現されています。
第1作目ではまだ採用されていなかった「スーパースピンダッシュ」も可能で、第2作目以降に実現したあの疾走感が味わえるようになっています。
ただ、「スーパースピンダッシュ」は「ジャンプ」とは別のボタンなので、やや操作にとまどいました。本来『ソニック』は、「使用するボタンは1つ、十字キーは左右だけ」というのが卓越性ですので。
じつは2006年に発売されたXbox版『SONIC THE HEDGEHOG』を買ったのですが、クリアする前に途中下車してしまいました。
このソフトは、疾走感を味わえる部分もありますが、チマチマしたアクションをこなさなけえばならないステージもあり、『ソニック』としてはどうしても違和感があったからです。(ドリームキャストの『ソニックアドベンチャー』はよかったのですが。)
「もうひたすら走る、走る、走る」というゲームであれば、『ソニックジェネレーションズ』の購入を検討したいと思っています。
興味のある方は、下記サイトへGO!
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