ホラーゲームとしては悪くない。不死身の敵「ゴースト」や、絶対安全だと思っていた場所が実はそうではなかったというどんでん返しなど、新鮮な恐怖の感覚を提示してはいる。
だが、この「新鮮な恐怖の感覚」というのが問題なのだ。
新機軸を打ち出した代わりに、シリーズを特徴づけていたもの(霧の立ち込める町の徘徊、敵の接近を知らせるラジオの雑音など)がことごとく消えている。
同シリーズのプレイヤーが「暗黙の了解」として期待している要素が欠けているゲームに、「サイレントヒル」という冠が付けられている。これには疑問を感じてしまう。
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