発端は、中学1年生の教室。終業式のホームルーム。女性の担任教師が〈告白〉する。自分の娘は殺された。その犯人はこのクラスの中にいる、と。そして教師はさらに衝撃の〈告白〉を始めるのだった──。
ここまでで物語開始から30分。息をつかせぬ30分。もうここで終わっていいのではないかと思ってしまうほど、濃密な内容。
でも、物語はさらに1時間続くのでした。
ホラーを突き詰めればコメディになる。コメディを突き詰めればホラーになる。
要は、目盛りをどちらに振るかということ。
『告白』は、このホラーとコメディの境界線に造られた塀の上を、危ういようでいて、しかし微妙なバランスで渡っていく物語です。
ときに背筋が凍り、ときに笑いが漏れる。ときに憤慨し、ときに同情する。
喜怒哀楽という人間の基本的な感情をひとつの作品ですべて味わえる。そして味わっている自分を発見して、それをまた愉しむ。
そんな映画でした。
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HAU BLANCHE(ハウ ブランシュ・はう ぶらんしゅ)
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