たとえば昨年のライブ『dream live 2003』のころに比べれば、それなりに力はついているのかもしれないし、全体的に洗練されているのかもしれない。
しかし、歌唱力について見れば、メインボーカリスト3人とその他のメンバーとの差が広がる一方であり、ひとつのグループとしての一体感に欠ける点に違和感を覚えてしまう。
昨年は、表現力はともかく、「ミュージカル」が挿入されるという奇抜さを楽しむことができたが、今回は趣向の面白さがない。
ただし、yu&kanaによる「brave」は、歌とパフォーマンスともに、「dreamを観ていて良かった」と思わせてくれる仕上がりになっている。そこだけが救いだ。
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