『dream party 2』(DVD)──ボーカリストの2分化により失われる一体感

たとえば昨年のライブ『dream live 2003』のころに比べれば、それなりに力はついているのかもしれないし、全体的に洗練されているのかもしれない。

しかし、歌唱力について見れば、メインボーカリスト3人とその他のメンバーとの差が広がる一方であり、ひとつのグループとしての一体感に欠ける点に違和感を覚えてしまう。

昨年は、表現力はともかく、「ミュージカル」が挿入されるという奇抜さを楽しむことができたが、今回は趣向の面白さがない。

ただし、yu&kanaによる「brave」は、歌とパフォーマンスともに、「dreamを観ていて良かった」と思わせてくれる仕上がりになっている。そこだけが救いだ。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


こちらの記事もどうぞ

  1. 『ファインディング・ニモ』(映画)──CG技術に頼ってない

  2. [Photoshop CS5]文字ツールで日本語入力ができない(T_T)

  3. 大橋悦夫『「手帳ブログ」のススメ』──具体的な活用法をもう少しちょうだい

  4. 『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』(映画)──これはなかなかの問題作かもしれない

  5. 『キューティーハニー』(映画)──「不自然さ」を突き詰めると「絵に描いたような」ヒロインが完成

TOP