石持浅海『扉は閉ざされたまま』──絵に描いたようなミステリーだからこそ盤石

石持浅海作品は初めてでしたが、たいへん楽しゅうございました。

大学の同窓会で級友たちの集まった館で起こる密室殺人。

「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」などでおなじみの、いわゆる「倒叙ミステリ」というやつで、犯人も犯行方法も最初から明らか。登場人物は7人で、物語は館の中のみで展開。7人は飯を食っているか、寝ているか、しゃべっているかだけ。

純粋に「推理」のロジックだけを堪能できるようになっているわけです。

まさに典型的なミステリー。プレーンな物語。だからこそ安定感があると言えます。
さて、次の石持作品は何にしようかな?

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