石持浅海『扉は閉ざされたまま』──絵に描いたようなミステリーだからこそ盤石

石持浅海作品は初めてでしたが、たいへん楽しゅうございました。

大学の同窓会で級友たちの集まった館で起こる密室殺人。

「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」などでおなじみの、いわゆる「倒叙ミステリ」というやつで、犯人も犯行方法も最初から明らか。登場人物は7人で、物語は館の中のみで展開。7人は飯を食っているか、寝ているか、しゃべっているかだけ。

純粋に「推理」のロジックだけを堪能できるようになっているわけです。

まさに典型的なミステリー。プレーンな物語。だからこそ安定感があると言えます。
さて、次の石持作品は何にしようかな?

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


おしらせ

現在は〈ぎゃふん工房の作品レビュー〉gyahunkoubou.comにて更新しています。

こちらの記事もどうぞ

  1. 春橋哲史『太陽系を縦断せよ』(本)──往年の本格SFの匂いが漂う本書は<物語>ではなく<ディティール>を読め

  2. そういえば半疑問形?のしゃべりかた?をする人?っていなくなった気がする?

  3. 栗山千明『CIRCUS』──歌のうまい女優によるPVの無敵ぶり

  4. LMFAO『Sorry for Party Rocking』──元気が出てくる。カラ元気、かもしれないけど(爆

  5. 『宇宙戦争』(映画)──スピルバーグの本領が凶悪な方向に発揮された

TOP