『世界侵略:ロサンゼルス決戦』── またしてもテレビゲームのほうが勝ちなのか!?

Img20120115
異星人からの侵略に立ち向かう兵士たちの姿を淡々と描く。
淡々と──つまり、安っぽいヒューマニズムを振りかざさない製作姿勢には好感が持てる。
あくまで主人公とその部隊に焦点をしぼり、マクロ的視点からの描写を切り捨てたことで、臨場感やリアリズムが増すことになった。
ただ、これだったら「主人公の動かせる映画」であるテレビゲームでいいのではないか、という思いを抱いてしまうのも事実だ。
人によって異なると思うが、個人的には『レジスタンス』シリーズがやりたくなる。
人間ドラマをあえて省いた点は、映画としては成功かもしれないが、テレビゲームに対抗する娯楽作品として見た場合、疑問符がついてしまうのだ。

【世界侵略:ロサンゼルス決戦】
出演:アーロン=エッカート ミシェル・ロドリゲス
監督:ジョナサン=リーベスマン
http://bd-dvd.sonypictures.jp/battlela/

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


おしらせ

現在は〈ぎゃふん工房の作品レビュー〉gyahunkoubou.comにて更新しています。

こちらの記事もどうぞ

  1. 【実況プレイ:ディープフィアー】#07〜#08が出来ました

  2. 石持浅海『耳をふさいで夜を走る』──今回の推理の対象は殺人ではない

  3. 橘玲『大震災の後で人生について語るということ』──世界は大震災の前から変わっていた

  4. 本日決定!ぎゃふん工房が選ぶ作品大賞

  5. 松室麻衣『Destiny/LOVE-1』(音楽)──空腹は最高の調味料である

TOP