「もしドラ」の編集者・加藤貞顕氏がデジタルコンテンツのプラットフォームを構築中

「もしドラ」(『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』)の編集者として知られる加藤貞顕氏が、ダイヤモンド社から独立して会社を興し、デジタルコンテンツを配信するプラットフォームを立ち上げているとのこと。
– Piece of Cake, inc. http://www.pieceofcake.co.jp
これは個人的に非常に興味があります。
というのは、いま僭越ながら私も電子書籍を作りたいと考えていて、なおかつ、電子書籍を作るところまではいいとして、ではどうやって配信したらよいのか、という問題に直面しているからなのです。
「電子書籍とは、そもそも何か?」という根本的な問題すら未だ解決されていないと思いますが、一般的に「電子書籍」といえば、出版社が作るもの、というイメージがあります。
出版社といっても、いわゆる全国書店に配本しているところだけではないと思いますが、電子書店が扱う「電子書籍」は、電子書籍会社が作ったものを指しているわけです。
では、私たちような個人が電子書籍を配信したいと思ったら、どうすればいいのか、というと、未だ理想的な環境は整備されていないというのが現状です。
もっとも可能性のあるのは、ニコニコ静画でしょうか。
すでに電子書籍が配信されていて、現在は出版社の作ったコンテンツしかありませんが、いずれ機が熟し、一般ユーザーも投稿可能になると思われます。
この「一般ユーザーも投稿可能」という部分で、加藤氏の構想しているプラットフォームはじつに興味深いというわけです。
加藤氏のインタビューなどを読むと、現状認識も私と非常に近いものがあり、それだけに期待も高まります。
ただ、これはあくまで経営や経済に詳しくない一介のサラリーマンの戯言と聞き流してもらって結構なのですが、まだ何も始まっていないうちから、いきなりお金を引っ張り出しているのが、〈起業〉という観点からいうと、ちょっと危うい気がしないでもありません。
まあ、プラットフォーム事業ともなると、私費で始めるわけにはいかないでしょうが……。
実際に事業が軌道に乗ってしまえば、こんなことは問題にすらならないわけですがね。

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