高倉克祐『世界はこうしてだまされた』シリーズ(本)──事実を見極める目を養うということ 2003.06.15 書籍・雑誌 21世紀になれば、宇宙ステーションに人々がとっくに移住しているのかと思ってた。月にもスペースシャトルでバンバン行き来しているのかと思ってた。仮にそこまでいかなくても、その兆しくらいはあるのかと思ってた。現実にはもちろんそこまでいっていない。だから異星人が地球にやってきて人類と出会う、というの
BON-BON BLANCO『BEAT GOES ON』(CD)──dreamとBON-BON BLANCOの奇妙な関係──極めて私的なもの 2003.06.01 音楽 それはそれは奇妙な話なのでございます。BON-BON BLANCOなるガールズユニットを初めて知ったとき「なんかdreamと(新)キャラがかぶるなあ。これは強力なライバルになるに違いないぞ」と思ったものでございました。このときはdream(新)さまたちも本格的な活動を開始する前でございました
『思い出のサンフランシスコ』(舞台)──「敵」同士として引き裂かれてしまった家族の悲劇 2003.03.30 映画・テレビ 麻生美代子・高島雅羅・藤田淑子・鈴置洋孝。これらの名前を見てピンと来た人は、私と同じように、映画を日本語の吹き替えで見る人に違いない。そう。声優さんが役者として舞台に登場する人気シリーズの最新作だ。コメディを基調としながら、然るべきところでは涙を誘う。この「笑わせながら泣かせる」という高度なエンター
藤本美貴『MIKI(1)』(CD)──このコは見た目ですごく損をしている 2003.03.16 音楽 ……という言葉は、たいてい不美人の方に言うものだが、藤本の場合は逆。「かわいすぎる」のだ。なんでこんな顔でこんな歌い方してんの?と戸惑ってしまうほど、容姿と歌に大きな隔たりがある。誰だって、絵に描いたような「アイドル」然としたアルバムだと思うだろ、フツー。もちろん、そういう楽曲も含まれているが、全体
dream(旧)&dream(新)(アーティスト)──発表! 「dreamはショートケーキである」理論 2003.03.09 音楽 先週のdreamの批評で「藤本美貴と売り場面積を争っていました」と書いたので、「きっとヤツは藤本美貴のアルバムも買っていて、今週はその批評にちがいない」と思った人もいるかもしれない。残念でしたな。たしかに、藤本のアルバムも買ったのは事実であるし、何を隠そう私自身も同じように考えていたのだ。しかし、d
dream『dream world』初回限定BOX(CD)──出来ばえは決して悪くないのにね…… 2003.03.02 音楽 行きつけのお店にコレを買いにいったら、入り口のところで藤本美貴と売り場面積を争っていました。で、肝心のBOXの中身と言えば「DVD(プロモーションビデオ撮影時オフショット映像)」「ミニ写真集」「卓上スクールカレンダー」「dreamオフィシャルトレーディングカード(レギュラーカード71種類の内4種
後藤真希『マッキングGOLD(1)』(CD)──“エロかわいい”も“エロせくしい”も出来るようになりました 2003.02.23 音楽 このアルバムをお店に買いに行ったら、彼女がチアガールのような格好をしてパンチを繰り出している等身大パネルが置いてあった。この時点でどこか違和感があったのだが、ライナノーツに載っている写真も、いかにも晴れ空の下で元気いっぱいに微笑んだものばかり。ちがう、ちがう! 「ゴマキ」のイメージはこんなん
ごまっとう『シングルV「SHALL WE LOVE?」』(DVD)──3人が一緒にいるのは“仲が良い”からではない 2003.01.26 音楽 いささか時機を逃した感もあるけれど、せっかく買ったので。CMでチラッと流れるPVを観たときは「なんだこりゃ?」と思っていたが、きちんと鑑賞してみると、それほど悪くない。しかし、「ごまっとう」という企画が今後どうなっていくのかは知らんが、その第1弾シングルとしては、やはり「なんだこりゃ?」とい
dream『dream live 2002“Process”』(DVD)──自らの世界観を体を張って表現した麻衣ちゃん最後の晴れ舞台 2003.01.01 音楽 松室麻衣ちゃんのdreamにおける最後の晴れ舞台……という時点で、すでに涙腺はゆるんでいる。初めから“涙”が約束されている。だから、やっぱり泣いた。2002年で一番泣いた。最後の30分間は涙が止まらなかった。なぜ泣けちゃうのか、なぜ涙が流れるのか、なんてことはほんとはどうでもいいのかもしれない。
『映像ザ・モーニング娘。2~シングルMクリップス~』(DVD)──女エイリアン大集結! 2002.12.15 音楽 まただ。またしても「恐怖」を覚えてしまった。松浦亜弥に続いて2度目だ。なんだ、今年は厄年か?問題のビデオクリップは「恋愛レボリューション21」。「超超超いい感じ……」などという能天気さが炸裂する楽曲だが、ホラー映画さながらの映像は、まさにその部分で展開する。「小惑星(のような場所)にたたずむ